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— ポプラ社【公式】 (@poplarsha) 2023年3月6日
「らくだい魔女」シリーズ最新作発売&既刊18巻の
電子書籍配信決定
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2023年夏、シリーズ待望の最新作『らくだい魔女と魔界舞踏会(仮)』の発売が決定しました✨3月7日(火)より電子書籍も配信開始📕
成田先生からのメッセージも!
公式HPをチェックhttps://t.co/zB9XffUpwX #らく魔女 pic.twitter.com/8fiz49uINp
『らくだい魔女』シリーズの最新刊発売が決定した。
ここ10年で1番嬉しいかもしれない。正直大学受かったときより嬉しかった。
今回はそんならくだい魔女について書いていこうと思う。
そもそも『らくだい魔女』とは?
『らくだい魔女』シリーズは、ポプラ社から刊行されている小学校中学年向けの児童文庫。ポプラ社Dreamスマッシュ!にて第1回大賞を受賞した成田サトコのデビュー作でもある。
現在までに本編17巻+スピンオフ1巻が刊行されている。
舞台は魔法の国。主人公は銀の城のお姫さま、フウカ。見習い魔女として学校で修行に励むも、成績は落第寸前。
そんなおてんばお姫さまと、友人のカリン、幼馴染のチトセらとハチャメチャな冒険が幕を開ける───。
いわゆる異世界ファンタジー小説。魔法という、いかにも子どもが食いつきそうな題材だ。1冊200ページ前後と、小学校中学年が読む少し長めの小説としては丁度いいボリュームになっている。
公式HPのおたより欄を覗いてみたが、今でも小中学生からの支持も多いらしい。嬉しい限りである。
気になる話の内容は、冒険に出た先で困難が立ちふさがり、魔法を駆使したり仲間と協力したりして突き進んでいく、というもの。たまに恋愛模様や、主人公の生い立ちのヒミツなどが絡んでくる。
色んな作品を通ってきて目の肥えた方はどうだか分からないが、小学生の筆者を虜にするには十分だった。共に冒険をしているかのような臨場感に浸りながら読み進めていた。
マジで一度読んでみてください。最新刊発売決定と同時に既刊の電子書籍化も発表されたので。筆者のオススメは第10巻の『らくだい魔女と冥界のゆびわ』です。
オレ達の”黄金時代”が還って来る!!
先ほどから何故、20歳の筆者が小学校中学年向け文庫の新刊ごときで喜んでいるのか。
小学生の頃ハマってたといえど、そんなに喜ぶようなことなのか。
はい。めちゃくちゃ嬉しいです。
というのもこの『らくだい魔女』、最新刊発売から未完のまま10年経っているのである。
作者が大きな病気を患っただとかスランプに陥っただとか様々な噂が立っていたが、2013年10月に最新刊が出て以降、音沙汰が無くなってしまった。
内容も物語の核心に迫るようなものだったが、デウス・エクス・マキナか?というような終わり方だった。今作はこの話の続きからだそうなので、続編を見越しての終わり方だったのかもしれないが。
ともかくそんな背景がある。宙ぶらりんで終わったと思ってた大好きな作品が10年経って再始動したら誰だって嬉しいだろ?
見出しにも書いた通り、らく魔女は筆者の(小学生時代の)”黄金時代”なのである。
読書の時間はこれしか読んでおらず親にもっと違う本も読もう!と言われたし、放課も1人で本を読んでいるだけだったのが、らく魔女の話ができる友達ができた。
そして、今の筆者のオタクの原点の作品だと思っている。全巻揃えて、何回も読み返した。オタク特有の粘着性はここで醸成されたようだ。
以前、らく魔女最新刊が発売されガチ泣きする夢を見た。文字通り夢にまで見たのだ。嬉しくないわけがないであろう。
いつの間にか来たね こんな遠いところまで
2021年10月10日。リア垢のTLを遡っていたら、何故からく魔女の話題が上がっていた。
気になって少し調べてみると、こんなツイートを見つけた。
「らくだい魔女」シリーズ(ポプラポケット文庫)の15周年を記念して劇場アニメ化決定🎉
— 劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」公式 (@anime_rakumajo) 2021年10月10日
作:#成田サトコ 絵:#千野えなが
最新情報はアニメ公式サイトにて発表していきますので、続報をお楽しみに❣️https://t.co/yegy6Q9ZDp #らく魔女 pic.twitter.com/3MW7hcVZww
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
↑当時の筆者のツイート。これでもめちゃくちゃ喜んでます。結局闇宮殿の続きも叶いました。
実はアニメ化の話は過去にも上がっていたそうなのだが、何故か頓挫していたそう。同世代の『黒魔女さんが通る!!』や『若おかみは小学生!』のアニメ化、映画化もあり、何でらく魔女はやらないんだろう…とモヤモヤしていた。8年という時間の流れに一瞬打ちひしがれたが、まだ終わってなかったんだということにとても安堵した。
そしてこの発表からちょうど1年後、こんなツイートが投下された。
劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」
— 劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」公式 (@anime_rakumajo) 2022年10月10日
原作者・成田サトコ先生よりコメント到着!!
「今回の劇場アニメ化は、みんなが創り出してくれた魔法のプレゼントだと思っています。
素敵なサプライズをありがとう。私にとって、みんなが最高の魔法使いです。」https://t.co/e0euWRly6j#らく魔女 pic.twitter.com/dcvAeuuHfc
心かららく魔女を好きでいてよかったと思った。今回の作品のキャッチコピーに「信じるってきもちが、チカラになる」とあるが、まさにその通りになった。
公式HPのおたよりの部屋を覗いてみても、アニメ化、新刊ずっと待ってました!という声が多数寄せられている。みんなのらく魔女を信じる気持ちが、アニメ化、そして新刊発売という形で花開いたのだ。
最後に、何度も言及している劇場アニメ、今春3月31日に公開される。元々児童向け文庫なので、初めて見るという方も話の内容は分かりやすいと思う。
素晴らしい作品になっていると思うので観てください。筆者はとりあえず前売券2枚確保しました。あとパンフも買ってください。成田先生と千野先生のインタビュー載っているそうなので。
劇場アニメのヒットと、これからのらく魔女の行く末に幸多からんことを祈念して、締めさせていただく。